地政学リスクやインフレ懸念が再び意識される中、4月15日の米国市場はまちまちな動きに。株式市場は一部調整ムードが広がる一方で、安全資産としての**ゴールド(金)**が買われました。

📈 主要指数の動き
- S&P500:5,396.63(-9.34 / -0.17%)
- NASDAQ:16,823.16(-8.31 / -0.05%)
- NASDAQ100:18,830.22(+34.20 / +0.18%)
- NYダウ:40,368.96(-155.83 / -0.38%)
- VIX(恐怖指数):30.12(-0.77 / -2.49%)
- ドル円:143.21(-0.02 / -0.01%)
株価指数はやや調整気味でしたが、VIXは低下しており、パニック的な売りには至らなかった様子。

💡 注目のニュース・イベント
- 中東の地政学リスク再燃:原油価格の上昇に加え、安全資産需要が強まりました。
- 米小売売上高の発表を控えて警戒感:消費動向次第で利上げ見通しにも影響を与えるため、投資家は慎重姿勢。
🔥 セクター別の動き
- 上昇:NASDAQ通信(+0.76%)
- 下落:NASDAQ金融(-1.17%)、NASDAQ運輸(-0.92%)
特に金融株は金利の影響と決算シーズンを控えたポジション調整が見られました。

💵 注目銘柄ピックアップ
個別銘柄の大きな材料はやや限定的でしたが、**金先物(COMEX)が3,245.90ドル(+19.60 / +0.61%)**と上昇!
地政学リスクとインフレ懸念が背景となって、ゴールドの安全資産としての魅力が再評価されました。
📊 投資家のムード
「警戒モードだけどパニックではない」そんな空気感。VIXがやや下がった一方、株価は一部利確売りが出ており、様子見姿勢が強めです。

🚀 今後の注目ポイント
- 4月16日:米小売売上高の発表
- 今週:主要企業の決算発表(銀行、テック系)
- 米FRB関係者の発言にも注目。金利見通しに影響を与えるかもしれません。
🤔 個人的な感想
やっぱり金(ゴールド)は頼れるなぁって感じの一日でしたね。株が調整ムードの中でも、金がしっかり上がると「おっ、きてる!」って思っちゃいます。
🧠 今日の豆知識:金(ゴールド)とは?
▶ 用語の定義
金(ゴールド)は、古来から価値の保存手段とされる貴金属で、現代では「安全資産(Safe Haven)」として投資家に人気です。
▶ なぜ重要?
- インフレや金融不安時に強い
- 利息はつかないが、価値が下がりにくい
- 通貨リスクを避けたいときにも有効
▶ 実際の活用例
- 株式が不安定なときの「逃避先」
- ポートフォリオの「分散投資」の一環
- ゴールドETF(例:GLD)を通じて簡単に投資可能

💬 今日話せる小ネタ:なぜ今、ゴールドが買われているの?
最近、金(ゴールド)の価格が再び注目されています。その背景には、中東情勢の不安定さや、米国の利下げ期待後退による市場の不透明感が影響しています。
2025年春、インフレは依然として根強く、米FRBの利下げが遠のく中で「金利のつかない資産」である金が売られると思いきや、実は地政学リスクが高まる局面では、金は強く買われる傾向があります。
今回もまさにその典型で、株式市場がやや不安定な動きを見せる中、「金なら安心」と考える投資家が動き始めました。特に、原油高と並行して金価格が上昇するパターンは、過去の戦争や危機局面でもよく見られました。
また、ドルがやや弱含みになっていることも、ドル建てで取引される金にとって追い風。こうした複数の要素が重なって、ゴールドが再びスポットライトを浴びているんですね。
今後も中東やロシア情勢、インフレ指標、そして米国の金利政策がどう動くかによって、金相場は大きく動く可能性があります。投資初心者の方でも、ゴールド関連ETFなどから小口で始めてみるのもアリですよ!
次回は「利回り曲線(イールドカーブ)」か「米CPI」あたりの豆知識を予定してますが、他に気になる用語があれば教えてくださいね!