9月17〜19日にかけ、アメリカのドナルド・トランプ大統領がチャールズ国王の招きで国賓としてイギリスを訪れることが正式発表された。国賓としては2019年以来2度目で、同一の外国首脳が再び国賓待遇を受けるのは極めて異例とされる。https://www.reuters.com/world/uk/king-charles-host-trump-september-state-visit-britain-palace-says-2025-07-13/

話題の要点まとめ
・訪問日程は9月17〜19日、会場はウィンザー城。https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2044098
・国賓2度目は米大統領として史上初。
・スターマー首相が2月に大統領へ親書を手渡し招請。https://www.theguardian.com/uk-news/2025/mar/01/starmer-may-have-weaponised-the-windsors-but-soft-power-is-the-royals-great-asset
・2018年実務訪問時は警備費だけで1,400万ポンド超の負担。https://www.reuters.com/world/uk/king-charles-host-trump-september-state-visit-britain-palace-says-2025-07-13/
関連ニュースの動向・背景
今年7月上旬にはマクロン仏大統領が同じく国賓として訪英しており、王室外交の“フルコース”はEU首脳に続く二例目となった。https://apnews.com/article/france-macron-state-visit-uk-king-charles-8ffb448b0fabe1c913d63329efb3cc6a
英国政府はEU離脱後の通商再構築を急ぐ一方、先月のG7会合では米英間の関税一部撤廃で合意。国賓訪問は政治的シグナルを最大化する舞台装置として機能しそうだ。
専門家のコメント・データ
王室研究者のロバート・ヘイゼル教授(UCL)は「同一首脳を再招待するのは、実務面より英国の“ソフトパワー”を対米交渉のレバレッジに使う意図が強い」と指摘。
またYouGovの最新調査では英国民のトランプ氏支持率は28%にとどまり、2019年時点の25%と大差ない。一方、英国内の対米直接投資は2024年比で7%増と伸長しており、政権は経済効果を重視している。https://yougov.co.uk/topics/politics/articles-reports/2025/07/12/trump-uk-favourability-poll
過去の類似事例と比較
・2011年のオバマ大統領国賓訪英は1度限り。
・1991年ブッシュ(父)大統領は公式実務訪問と翌年のG7出席で2度渡英したが、国賓待遇ではなかった。
・エリザベス女王治世下で最も招聘回数が多かったのは国家元首ではなく、ネルソン・マンデラ元南ア大統領の2回の公式訪問(1996年国賓、2001年公式)である。
今回のケースは“国賓×2”という点で前例がなく、宮廷儀礼上の慣行を塗り替えることになる。https://www.houseofcommonslibrary.parliament.uk/what-are-state-visits/
まとめ・筆者の一言
正直「またトランプさん来るの!?」と思った人、多いですよね。2度目の国賓招待なんて聞いたことないし、英国民の反発も再燃しそう。それでも招くのは、スターマー政権が王室カードを切りつつ米英経済の“新ディール”を前進させたいから……という腹づもりなのだと思います。
このニュース、これと関係あるかも?
【業界】防衛・航空宇宙
【注目株・企業名】IHI(日本)、Lockheed Martin(米国)
防衛協力強化の文脈で、イギリスは次世代戦闘機GCAPを日伊と共同開発中。米側が電子装備やミサイル統合で絡めば、両社の商機がグッと広がりそうですよね!
誰かに話すならこんな風に話して
「9月にトランプ大統領がまた国賓で来英するんだって。国賓2回は史上初らしくて、スターマー首相が王室の威光借りて米英の新しい通商・防衛パッケージを押し込みたいらしいよ。前回みたいにロンドン中心部は避けるプランだけど、デモ対策費も心配ってさ。」
🐈⬛「最近ごはんを残す…」と感じたら?
そのサイン、首輪でまるっと見えるかも👇
