📅 7月11日(金)のアメリカ市場まとめ


米国株はS&P500・NASDAQそろって小幅安📉。トランプ大統領の“対カナダ35%関税”発言と長期金利上昇が重荷となり、VIXは3日ぶりに16台へ。米国株・S&P500・NASDAQ・経済指標の動きをサクッと総ざらい!

📈 主要指数の動き

指標終値前日比変動率
S&P5006,259.75-20.71-0.32%
NASDAQ10022,780.59-48.66-0.21%
NASDAQ総合20,585.52-45.13-0.21%
NYダウ44,371.51-279.13-0.63%
VIX16.40+0.62+3.92%
米ドル/円147.40+1.15+0.79%
米2年債利回り3.8892%+0.0210
米5年債利回り3.9745%+0.0430
米10年債利回り4.4133%+0.0670
米30年債利回り4.9512%+0.0890
金先物(COMEX)3,370.30+44.60+1.34%

NASDAQ業種別

  • 工業 12,132.12 (+0.19%)
  • 運輸 6,590.46 (-1.29%)
  • 金融 14,286.21 (-0.66%)
  • 通信 497.72 (-0.89%)

トランプ大統領の関税カード+長期金利急伸で、主要3指数は揃って反落。リスクオフの動きが色濃く、VIXは16台へ上昇。AP NewsReuters

💡 注目のニュース・イベント

  • トランプ大統領、カナダ製品に35%関税を示唆 → 貿易摩擦再燃で景気懸念が浮上。Reuters
  • 長期金利4.4%台へ急伸 → ハイテク・小型株に逆風。
  • Levi Straussが決算好調で11%高 → 逆行高が話題に。AP News
  • 来週から決算シーズン本格化:JPM、BACなど大手銀の与信費用に注目。

🔥 セクター別の動き

上昇セクター背景
エネルギー原油高と在庫減少観測で買い優勢
金鉱株金価格+1.34%で連れ高
生活必需品ディフェンシブ買いが下支え
下落セクター背景
半導体高PER銘柄に金利プレッシャー
金融長期金利上昇でもトランプ関税で材料株売り
運輸燃料高と景気減速懸念で売られる (-1.29%)

💵 注目銘柄ピックアップ

1. Levi Strauss(LEVI)

  • 決算で売上・EPSとも市場予想上振れ、通期ガイダンス引き上げで11.3%急騰。AP News
  • 直営EC伸長&北米卸売回復が寄与。
  • 世界的なデニムトレンド復活で在庫回転率改善。
  • 粗利率も値上げ効果で拡大。
  • 配当+自社株買いで株主還元強化。
  • ESGスコア向上へリサイクル繊維比率を30%→40%へ。
  • 新ライン「Levi’s Circulose」がZ世代にヒット。
  • 目先は25ドル台に厚い抵抗線。
  • PERは20倍台前半まで低下し割高感後退。
  • アナリスト陣は目標株価を平均28ドルに引き上げ。

2. NVIDIA(NVDA)

  • 時価総額4兆ドルを初突破し話題に。Reuters
  • 「Blackwell」GPU量産計画報道で中長期期待続く。
  • 生成AI需要がクラウド大手の設備投資を下支え。
  • ただし金利上昇で高PERに調整圧力、当日は小反落。
  • ソフトウェアライセンスモデル強化で粗利率70%超維持。
  • オプション市場ではIV拡大、短期ボラ注意。
  • 自動運転向けSoC「Thor」も試験車両で採用拡大。
  • 25日線が目先サポート。
  • 米中摩擦の輸出規制は依然リスク。
  • 長期ホルダーは分割・配当拡充に注目。

3. JPMorgan Chase(JPM)

  • 来週決算を控え開示前のポジション調整で小幅安。
  • 与信費用が増加するかが焦点、商業用不動産ローンに注目。
  • 預金流出鈍化でNII(純金利収入)は想定内との見方。
  • 自社株買い枠304億ドル継続、配当利回り2%台後半。
  • CEOダイモン氏の後継問題が再燃。
  • 生成AIでのコスト効率化に投資家の関心高まる。
  • バランスシートはTier1比率13%超で堅調。
  • トランプ政権下の規制緩和期待と、民主党の再規制リスクで思惑交錯。
  • 株価は200日線付近での攻防。
  • 金利高持続ならトレーディング利益増も裏目に出る可能性。

📊 投資家のムード

  • リスクオフ優勢:VIX16台、プット買い増。
  • 金利警戒:4%超の長期金利が成長株を圧迫。
  • 様子見:決算シーズン本格化前にポジション軽め。
  • 楽観は継続:年初来リターンは主要指数ともプラス圏維持AP News

🚀 今後の注目ポイント

  1. 7/15 米小売売上高:個人消費の強さをチェック。
  2. 7/17 パウエルFRB議長の議会証言:利下げ時期のヒント。
  3. 大手銀行決算:JPM、BAC、WFCが与信費用をどう見積もるか。
  4. トランプ政権の追加関税第2弾:対象国・品目拡大の有無。
  5. 原油・銅価格:資源高がインフレ期待に波及するか。

🤔 個人的な感想

「関税サプライズはやっぱり市場のアドレナリン⤴️ 週明けも波乱の予感…!」

🧠 今日の豆知識

テーマ:リバーサルデー

  1. 用語の定義
     株価が長いトレンドの末端で大きく上下し、終値が前日の逆方向へ返す日。
  2. なぜ重要?
     投資家心理の転換点になりやすく、テクニカル分析ではトレンド終了シグナル。
  3. 実際の活用例
     - 短期トレーダーはリバーサル日翌日に順張りで乗るか逆張りで利確。
     - 投資信託は大口リバランスのタイミングに設定。
     - ボラティリティ売買ではIVピークを狙いオプションを売るケースも。

💬 今日話せる小ネタ(500字以上)

生成AIブームで“データセンター電力”が世界の課題に☝️。AIモデルを学習させるには膨大な電力が必要ですが、その冷却に欠かせないのが。マイクロソフトはアリゾナ砂漠にある新センターで、排熱を地中へ逃がす“地下水冷却”を導入。いっぽう Google はフィンランド施設でバルト海水を直接取り込み冷却塔なしで稼働させ、省エネ率を30%改善しました。これらのイノベーションで注目されるのが銅需要。モルガン・スタンレー試算では、AI向け電力網増強だけで2030年までに追加200万トンの銅が必要とか。供給側はチリ・ペルーの鉱山投資が進む一方、環境規制でフル生産できず“グリーン銅”プレミアムが上乗せされています。さらに欧州の「アーバンマイニング」企業は都市から廃LANケーブルを回収しリサイクル銅を精錬――まさに“都市が鉱山”の時代。AI×銅×エネルギー、三位一体のメガトレンドを押さえれば次の投資ヒントになるかも⁉️

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この記事を書いた人

Tatsunori Doi

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