📅 7月1日(火曜日)のアメリカ市場まとめ


米国株式市場はダウが+0.91%と独り勝ち、S&P500とNASDAQは小幅安。上院可決の“メガビル”が資金の流れを変え、テック売り・バリュー買いの一日でした。💡🔥


📈 主要指数の動き

指数終値前日比変動率
S&P5006,198.01-6.94-0.11%
NASDAQ20,202.88-166.84-0.81%
ダウ平均44,494.94+400.17+0.91% apnews.com
NASDAQ10022,478.13-200.87-0.88%
ドル/円143.48-0.53-0.37%
VIX16.83+0.10+0.59%
米10年債利回り4.2573+0.0310
金先物 (COMEX)3,349.50+41.80+1.26%

💡 注目のニュース・イベント

  • 上院がトランプ政権の**税・歳出“メガビル”**を可決。インフラ投資拡大期待でダウが大幅高、逆に増税懸念のハイテクが売られる展開に。marketwatch.comwsj.com
  • 強めの雇用統計速報で短期金利が上昇し、2年債利回りは3.78%へ。金利高がグロース株に逆風。apnews.com
  • テスラ株が5%超下落。マスクCEOとトランプ大統領の補助金巡る舌戦が再燃し、EV関連に売り圧力。barrons.com
  • 再生エネ株が急騰。メガビルから再エネ向け物品税が削除され、Sunrunなどが二桁高。barrons.com

🔥 セクター別の動き

セクター (NASDAQ)終値変動率コメント
運輸6,463.33+2.59%法案通過で物流需要期待が復活
通信514.56+0.73%防御色+値頃感で買い戻し
金融13,928.91-0.20%金利上昇で一服
工業12,056.79-0.46%資金移動の調整安
テクノロジー (総合)-0.8%前後大型ハイテクに利益確定売り

💵 注目銘柄ピックアップ

1️⃣ Tesla (TSLA)

・メガキャップながら▲5%超の急落
・マスクCEOが法案を「雇用破壊」とXで批判し、トランプ大統領が補助金撤廃を示唆
・アナリストは「政治リスクが新たなバリュエーションディスカウント要因」と警戒
・EV税控除撤廃なら販売インセンティブ大幅縮小の可能性
・一方、Wedbushは目標株価を据え置き「騒音は一時的」と強気維持
・ロボタクシー計画の量産投資が重荷となり、フリーCFの低下も懸念
・欧州6月販売▲45%報道で需給悪化のダブルパンチ
・短期筋の空売り増加でボラティリティ急上昇
・オプション市場ではプット買いが3倍増(センチメント悪化)
注目点: 米下院採決と7/23決算でのガイダンスがカギ barrons.cominvestopedia.com

2️⃣ Sunrun (RUN)

・終値ベースで+11%のスパイク上昇
・法案から再エネ向け物品税が削除→事業モデルへの逆風が消えた形
・加えて投資税額控除(ITC)延長観測が追い風
・バークレイズは「住宅用ソーラー復活の狼煙」と評価し格上げ
・空売り比率が30%超→ショートカバーも急騰要因
・蓄電池「Brightbox」の販売拡大が粗利を押し上げるとの見方
・エネルギー貯蔵クレジット拡充で住宅一体型蓄電システムが本格普及へ
・ただし資本コスト高は依然課題、金利上昇局面ではボラ大
・業界ETF(TAN)も+3%と連れ高でセンチメント改善
注目点: 7/8開催のインベストーデイでの設置ガイダンス barrons.com

3️⃣ United Airlines (UAL)

・運輸指数を牽引し+2%台の上昇
・上院可決のメガビルに加速度償却など企業減税条項が盛り込まれ、旅客需要回復&設備投資促進期待
・物流“長い冬”終焉観測でトランスポート株全体が物色される流れ
・Citiは「貨物量底打ち→秋口から運賃改善」とコメント
・原油WTIが中東供給増で軟化、燃料コスト低下もプラス
・7/17のQ2決算カンファレンスを控え思惑先行買い
・一方、労組交渉による人件費上昇リスクは燻る
・運航再開が遅れるMAX10問題の影響限定的との経営陣談話
・チャートは50日線をブレイクし中期トレンド転換示唆
注目点: 夏休み予約率+手荷物収入のガイダンス細部 wsj.com


📊 投資家のムード

  • 「テック高値は一旦休憩、循環物色フェーズ入り」との声多数
  • 金利上昇でもダウが強く、「ソフトランディング前提のリスクオン」が根底に
  • VIX小幅上昇も16台と低位安定=過度な警戒感なし
  • 売買代金は月初ながら閑散気味で方向感模索

🚀 今後の注目ポイント

  1. 7/3 ISM非製造業景況感
  2. 7/5 FOMC議事要旨公開
  3. 7/8 Sunrunインベストーデイ
  4. 7/17 主要銀行決算・UAL決算
  5. 7/23 Tesla決算とロボタクシー続報
  6. トランプ政権“メガビル”の下院採決(週内予定)

🤔 個人的な感想

「ダウ一強、テック弱し」は想定内だけど、マスクとトランプの喧嘩はもはや恒例イベントですね…😅


🧠 今日の豆知識

下記3テーマ、気になるものがあれば次回深掘り解説します!

  1. 「加速度償却」 – キャッシュフローに与えるインパクトは?
  2. 「ショートカバー」 – 株価急騰の裏側を読むコツ
  3. 「VIX先物カーブ」 – 逆ザヤと順ザヤの違い

💬 今日話せる小ネタ

米国では7月4日の独立記念日を挟み「Thin Trading(薄商い)」と呼ばれる特殊な週が訪れます。機関投資家の多くが長期休暇に入るため、①出来高が通常の6〜7割に低下、②アルゴリズム取引が相対的に支配的となり価格変動が増幅、③好悪材料のインパクトが“普段の倍”で出やすい――という3拍子が揃います。特に2025年は大統領選イヤー&大型法案通過のタイミングが重なり、薄商いでもニュースヘッドライン一発で先物が数十ポイント跳ぶ“ジェットコースター相場”が予想されます。実際、過去10年間の独立記念日前後5営業日を平均するとS&P500の1日あたり変動率は通常週比で約1.3倍。逆にこのボラを利用して短期トレードを仕掛けるヘッジファンドも多く、「休むも相場」の原則が生きるシーズンでもあります。会話のネタに、「実は独立記念日前後は“最もマーケットが動きやすい休日相場”なんだよ」とサラッと言えれば、市況通として一目置かれること間違いなしです。🌟


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この記事を書いた人

Tatsunori Doi

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