2025年5月19日の米国株市場は、主要指数が小幅に上昇しながらも慎重なムードが漂いました。S&P500やNASDAQの動き、金利やVIXなどを分かりやすくまとめます!

📈 主要指数の動き
- S&P500:5,963.60(+5.22 / +0.08%)
- NASDAQ:19,215.46(+4.36 / +0.02%)
- NASDAQ100:21,447.05(+19.11 / +0.08%)
- NYダウ:42,792.07(+137.33 / +0.32%)
- ドル円:144.84(-0.01 / -0.01%)
- VIX(恐怖指数):18.14(+0.90 / +5.22%)
- 米国債10年利回り:4.4750(+0.0360)
- 金価格(COMEX):3,232.50(+45.30 / +1.42%)
ダウは堅調な上昇を見せた一方、S&P500やNASDAQは横ばいに近い値動き。VIXの上昇がやや気になりますね。
💡 注目のニュース・イベント
この日は特段の大型経済指標の発表はありませんでしたが、週後半に控えるFOMC議事録の公開を前に様子見ムードが広がりました。市場参加者は利下げ時期に関するヒントを待っている状況です。また、AI関連銘柄の一部利確売りがNASDAQの伸び悩みの背景にあるとも言われています。
🔥 セクター別の動き
- 上昇セクター:
- NASDAQ金融:13,251.22(+32.55 / +0.25%)
- NASDAQ運輸:6,335.97(+18.63 / +0.29%)
- 下落セクター:
- NASDAQ工業:11,918.67(-14.97 / -0.13%)
金融と運輸セクターは地味ながらも堅調。反対に、工業セクターは少し調整が入りました。

💵 注目銘柄ピックアップ
1. NVIDIA(NVDA)
AIの旗手として相場をけん引してきたNVIDIAですが、5月19日はやや調整気味の展開に。直近の株価上昇が急ピッチだったことから、週末を前にした利益確定売りが出た模様です。
加えて、今週予定されている決算発表(5/22予定)を控え、「好決算でも材料出尽くしになるのでは?」という慎重な見方も広がってきました。とはいえ、AI向けGPUの需要は依然強く、長期的には強気継続の声も多いです。
投資家の視点:「決算で再加速か、それとも一服か。注目度は抜群!」
2. Goldman Sachs(GS)
金利上昇を背景に、大手金融株が堅調に推移した中で、Goldman Sachsは買いが集まりました。特に注目されたのは、債券トレーディング部門の業績改善見通しです。
また、最近ではAIを活用した投資分析の強化を発表するなど、従来の投資銀行業務に加えたテック活用も話題に。バリュエーション的にもS&P500全体より割安感があるため、機関投資家の資金が戻りつつあるとの観測もあります。
投資家の視点:「高金利時代の勝ち組候補。ディフェンシブかつ堅実!」
3. American Airlines(AAL)
旅行シーズン到来を前に、航空株に資金が向かう動きが出てきています。American Airlinesもその恩恵を受け、上昇しました。
特に注目されたのは、5月初旬の月次搭乗実績が市場予想を上回ったこと。また、燃料価格が落ち着いていることもコスト面でのプラス材料。米国内外の旅行需要が回復しつつある中、「業績改善が続くのでは」との期待感が高まっています。
投資家の視点:「季節要因+コスト改善=今が買い時?」
📊 投資家のムード
センチメントはやや慎重な強気といったところ。ダウは好調でしたが、VIXの上昇がリスク警戒感を表しており、「無理にポジションを広げる場面ではない」との声も。
🚀 今後の注目ポイント
- 5月22日(水)発表のFOMC議事録
- 5月末のPCEインフレーション指標
- 大手小売企業の決算発表(Walmartなど)
これらのイベントが、次のトレンドを左右しそうです!

🤔 個人的な感想
NASDAQは「もっと伸びるかも?」と思ってたけど、意外と慎重な動きでしたね〜。やっぱりFOMC前は様子見が基本かな。
🧠 今日の豆知識:「COMEXとは?」
COMEX(コメックス)は、アメリカのニューヨークにある金属先物取引所で、特に金や銀の価格決定の中心地として有名です。
なぜ重要?
金の価格はインフレヘッジや安全資産の指標として注目されており、COMEXの価格動向は世界中の投資判断に影響を与えます。
実際の活用例
たとえば「金価格が上がった=リスクオフ傾向」と読み取る投資家も多く、株式投資の逆張り判断などにも使われます。最近では金ETF(GLDなど)への投資で、間接的にCOMEXの動きがポートフォリオに影響するケースも!
💬 今日話せる小ネタ:「なぜアメリカでは“金曜日が株高”と言われるのか?」
米国株には「金曜高・月曜安」という相場格言があります。これは、週末を前にしたポジション調整の買いや、週末のポジティブな企業ニュース期待によって、金曜日に株が買われやすいという傾向を指します。
一方で、月曜は週末中に起きた悪材料や、世界情勢の変化(地政学リスクなど)を受けて、売りが先行することも。実際、プロのトレーダーは金曜午後になるとポジションを縮小して、リスク回避に動くことも多いです。
この傾向をうまく利用すれば、短期トレードの戦略にも応用可能!ただし、毎週必ずそうなるわけではないので、あくまで「傾向」として知っておくと、ニュースの読み解きや相場観を養うヒントになりますよ!
