📅 6月13日（金）のアメリカ市場まとめ

【米国株が大幅下落、VIX急上昇で投資家の警戒感が強まる一日となりました。S&P500やNASDAQを中心に広範囲な売りが発生。背景には経済指標や金利動向が。】

📈 主要指数の動き

この日は主要3指数が揃って下落。特にNYダウの下げが目立ちました。VIXが急上昇しており、市場の不安心理が高まっていることがうかがえます。

💡 注目のニュース・イベント

経済指標の発表直後に売り加速
　インフレ関連指標の強さが再確認されたことで、FRBの利下げ期待がやや後退。これが金利上昇と株売りに直結しました。
米国債利回りの上昇
　2年債：3.9496（+0.0440）
　5年債：4.0066（+0.0480）
　10年債：4.4066（+0.0500）
　30年債：4.8999（+0.0570）
ドル円も上昇：144.09（+0.43%）で、円安が進行しました。

🔥 セクター別の動き

全体的に軟調な中でも、金価格（+1.48%）の上昇が光ります。

💵 注目銘柄ピックアップ

1️⃣ NVIDIA
　最近好調だったエヌビディアも、この日は利益確定の売りに押され、テック全体の下落に拍車をかけたと見られます。生成AI需要に引っ張られた高値圏にあり、ちょっとした金利の動きでも反応が大きくなりがちです。

2️⃣ Apple
　Appleもまた、iPhone売上の中国懸念やハードウェア依存へのリスクが再燃。NASDAQの下げに連動しやすく、特にこの日は1%以上の下落とやや軟調。

3️⃣ Barrick Gold
　金価格の上昇を受け、代表的な金鉱株であるBarrick Goldが上昇。市場のリスクオフムードの中でディフェンシブ資産として注目されました。VIX上昇と連動して買われる傾向あり。

📊 投資家のムード

この日は明確に「リスクオフ」モード。
VIXが20台に急上昇し、インフレ懸念・金利高の再浮上によって「今は様子見が無難」と感じた投資家が多かった印象です。

🚀 今後の注目ポイント

来週の米PPI（生産者物価指数）と小売売上高
　CPIに続いて、PPIと消費動向が焦点になります。ここで強い数字が出れば、利下げ観測がさらに遠のく可能性も。
FRB関係者の発言
　今後の政策スタンスを左右するタカ派・ハト派コメントが増えそう。金利と株の関係に引き続き注目。

🤔 個人的な感想

これは正直、「ちょっとした調整」というより「警戒のサイン」って感じですね…！📉
VIXが一気に上がったのは見逃せません！

🧠 今日の豆知識：「イールドカーブ（利回り曲線）」とは？

イールドカーブとは、異なる満期の国債利回りをグラフ化したもの。横軸に「期間（例：2年、10年、30年）」、縦軸に「金利」をとります。

なぜ重要？
　これを見ることで、投資家が「将来の景気」をどう見ているかがわかります。
　通常、長期金利の方が高く「右肩上がり」のカーブになりますが、**短期＞長期になると“逆イールド”**と呼ばれ、景気後退のシグナルとされます。
活用例：
　現在、米国の**2年債利回り（3.9496%）＞10年債（4.4066%）**と、やや逆イールドに近い状態。これは「近いうちに景気が減速する」と市場が予想している可能性を示します。
　投資判断や景気見通しを立てる上で、イールドカーブは意外と役立つツールですよ📉

💬 今日話せる小ネタ：なぜアメリカの株は「水曜〜金曜に荒れやすい」って言われるの？📅

アメリカ株を日々チェックしていると、週の後半（水曜〜金曜）にボラティリティ（値動き）が激しくなる傾向があることに気づきませんか？

実はこれ、ちゃんとした理由があります👇

✅ 経済指標の発表が集中する
　米国では重要な指標（CPI・PPI・雇用統計など）が木曜・金曜に集中する傾向が。特に月半ば・月初は要注意！

✅ FRB関係者の講演・発言
　FOMCの週やその前後は、FRBメンバーの発言も多く、相場が「利下げする？しない？」と神経質になりやすいんです。

✅ 週末リスクを意識する投資家も多い
　「金曜にポジションを持ち越すのは怖い…」と感じる投資家が、木曜〜金曜に利益確定売りをする傾向も。

たとえば、今回（6/13木）はCPIを受けて株価が上昇した直後に、PPIや債券利回りの上昇で一気に売り転換という展開でしたね。

つまり、「木金は荒れる」と覚えておくと、リスク管理にも役立ちます✨
「今週のイベントカレンダー」を毎週確認するだけで、投資の精度がグッと上がるかも！

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