📅 6月12日(木)のアメリカ市場まとめ

6月12日の米国市場は主要指数が揃って堅調。NASDAQ100やダウ平均も上昇。注目株はBoeing、Oracle、Cisco。株価の動きや背景を初心者にも分かりやすく解説します!

📈 主要指数の動き

  • NASDAQ100:21,913.32(+52.51、+0.24%)
  • NYダウ:42,967.62(+101.85、+0.24%)
  • NASDAQ総合:19,662.48(+46.60、+0.23%)
  • S&P500:6,045.26(+23.02、+0.38%)

今日は全指数が揃って約0.2〜0.4%の上昇で、株式市場全体が好調な一日でした。

💡 注目のニュース・イベント

  • 米国債利回りが軒並み低下:2年債3.9056(−0.0390pt)、10年債4.3572(−0.0570pt)、30年債4.8432(−0.0660pt)…これが株高を支えた形です。
  • ドル円:143.53円(+0.06円)、堅調ながらほぼ横ばいで推移。
  • VIX(恐怖指数):18.02(+4.40%)、少し値を上げましたが依然として落ち着いた水準。

🔥 セクター別の動き

  • 通信セクター(NASDAQ通信):486.25(+0.83、+0.17%)のみプラス
  • 工業・運輸・金融はいずれも小反落(−0.07〜−0.23%)で堅さ欠く展開

💵 注目銘柄ピックアップ

Boeing (BA)

  • 6月12日株価下落:約−4.8%
  • 787-8型機がインド・アーメダバードで墜落し、242名搭乗中生存者1名。市場の安全懸念を背景に大幅下落
  • 同業GE Aerospaceも2.25%下落。航空業界全体に乱気流。

Oracle (ORCL)

  • 株価急上昇:+13〜13.3%
  • 予想を上回る決算とクラウドセグメントの収益強化が市場を唸らせました。CEOは「クラウド70%以上成長見込み」とコメント
  • ソフトウェアセクターをリードし、テクノロジーETFにも好影響。

Cisco Systems (CSCO)

  • 株価プラス:+1.42%で3日ぶり反発
  • 決算後の市場全体の好調を受けて回復。Apple、Amazon、Broadcomよりもパフォーマンス上回り
  • まだ52週高値には届いていませんが、底堅さが光ります。

📊 投資家のムード

  • 株式市場:短〜中期的にはリスク志向強め、特にテクノロジーやクラウド関連に好感。
  • 債券市場:利回り低下と底堅い買い意欲。
  • 航空株:安全リスクへの反応で冷や水、懸念強まる。

🚀 今後の注目ポイント

  • BoeingとGEの追加動向(調査結果など)
  • 次週のCPI・PPI発表とFRB関係者の発言
  • クラウド関連銘柄の決算に注目(Oracleの次回見通し含む)

🤔 個人的な感想

航空株に突然の地政学ショック、テクノロジー・通信には好材料。まさに「負のニュースと好材料が同時進行」なドラマティックな一日でした!

🧠 今日の豆知識:PER(株価収益率)とは?

▶ 定義

PER(Price Earnings Ratio)は、株価が企業の利益に対してどれくらい割高か割安かを示す指標です。計算式はシンプルで、
PER = 株価 ÷ 1株あたり利益(EPS)

たとえば、株価が100ドル、EPSが5ドルなら、PERは20倍です。


▶ なぜ重要?

PERは「この会社の株価は、利益の何年分で買われているか」という目安になります。

  • PERが高い:将来の成長期待が大きい(例:テクノロジー株、グロース株)
  • PERが低い:割安と見なされることが多い(例:バリュー株、成熟企業)

ただし、単純に「高い=悪い」「低い=良い」とは限りません。業界平均との比較や、成長性も加味する必要があります。


▶ 実際の活用例

  • Oracleのように好決算でPERが一時的に上昇する場合は、「市場が成長を織り込んでいる」と考えられます。
  • 逆に、Boeingのようにリスクイベントで株価が急落するとPERが下がることがありますが、それが「割安」か「業績不安」かは要注意。

プロの投資家もPERを参考にして、「この会社は利益に対して高く評価されすぎてないか?」と常にチェックしています📉📈


「PERってよく聞くけどイマイチ分かってなかった…」という方も、今日からニュースを見ながら「この企業のPERって今どれくらいかな?」と考えるだけで、視野が広がりますよ😉💡

💬 今日話せる小ネタ

航空株の急落とテック株の急騰…これこそマーケットの醍醐味!
「一方で墜落のニュースが波及して全体に広がる陰の力、もう一方でクラウド増収のニュースがテック全体を押し上げる陽の力」。
このコントラストは、「ニュースは良い面も悪い面も相場を動かす」という、投資初心者でも覚えておきたい教訓ですね。例えば「墜落がなくても業績悪化で航空株が落ちる」こともあるので、業績とニュースはセットで見るのがベスト。
会話で話すときは「Boeingは墜落で−4.8%、Oracleはクラウド好決算で+13%、その差は市場の両極化を象徴しているよね」とまとめると、知的かつ会話も盛り上がりますよ😊


それでは、次回もマーケットの“ドラマ”を一緒に追いかけましょう!

この記事を書いた人

Tatsunori Doi

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