2025年5月27日の米国株は好決算と金利低下を背景に3指数そろって上昇!S&P500やNASDAQの動き、注目銘柄の深掘り分析もお届けします。

📈 主要指数の動き
- S&P500:5,921.54(+118.72 / +2.04%)
- NASDAQ:19,199.16(+461.95 / +2.46%)
- NASDAQ100:21,414.99(+499.33 / +2.38%)
- NYダウ:42,343.65(+740.58 / +1.78%)
- VIX(恐怖指数):18.96(-1.61 / -7.82%)
- 米ドル/円:144.35(+0.03 / +0.02%)
💡 注目のニュース・イベント
この日の相場を動かした主な材料は以下の通り:
- ハイテク企業を中心に好決算の発表ラッシュ
- 米国債利回りの低下により、成長株に買いが集まる
- 市場のインフレ警戒感がやや後退、年内利下げ観測が再浮上
🔥 セクター別の動き
- テクノロジーセクターが全面高。生成AIや半導体への期待が続く
- 工業・輸送も強く、景気敏感株が買われた
- 一方で、金(ゴールド)はリスクオンの流れで売られる形に
💵 注目銘柄ピックアップ
- NVIDIA(NVDA)
AIブームの中心銘柄。最新の四半期決算では売上・利益ともに市場予想を大きく上回り、データセンター向けGPUの需要が依然として強いことが確認されました。生成AI関連の成長期待から、株価は連日で史上最高値を更新中です。時価総額ではAppleに肉薄する勢い! - Meta Platforms(META)
広告収入の回復とコスト削減が進み、利益率が大きく改善。さらに、独自AI「LLaMA 3」の進化版を年内投入する計画が報じられ、AI競争への本格参入が材料視されました。メタバース投資も絞りつつ、収益力を強化する動きが好感されています。 - United Airlines(UAL)
夏の旅行需要が過去最高水準に達するとの見通しを背景に、航空・輸送株が全面高。特にユナイテッドは、路線拡大と人件費圧縮が進んでおり、業績回復シナリオが明確に見えてきたことで投資家の関心を集めました。
📊 投資家のムード
この日は明らかに強気モード!VIXの7%超の下落が物語るように、市場には安堵感と「次の上昇を取りたい」という欲も感じられました。

🚀 今後の注目ポイント
- 5月PCEデフレーター(5月31日発表)
- FRB高官の講演スケジュール
- OPECプラスの会合と原油価格の動向
🤔 個人的な感想
「ハイテク、つよっ!」という一言。金利が少し下がるだけでここまで動くのは、やっぱりAI期待がすごい証拠ですね!
🧠 今日の豆知識:逆イールドってなに?
定義:
逆イールドとは、短期金利が長期金利を上回る状態のこと。たとえば、2年物米国債の利回りが10年物を超えるようなケースです。
なぜ重要?
この現象は過去の例を見ると、景気後退の前触れとして高い確率で現れていると言われています。なぜなら、通常は長期のほうがリスクが高い分、利回りが高いのが自然。でも、将来の景気悪化を見越して「長期債が買われすぎる」と、逆転が起きるわけです。
実際の活用例:
- FRBが利上げを続けると短期金利が上がり、逆イールドになりやすい
- 投資家は「逆イールドが出たら警戒モード」と判断するケースも多い
- 株式市場では、逆イールド=景気悪化→業績不安→株価調整という連想が働くことがあります
ただし、逆イールド=必ず景気後退ではない点には注意!タイムラグも数ヶ月~1年以上あることも多く、見極めには経験が必要です。
💬 今日話せる小ネタ:全米で「ファストファッション離れ」加速中?
最近のアメリカでは、Z世代を中心にファストファッション離れのトレンドが進んでいます。「安くて可愛い」から「サステナブルで長持ち」へと価値観が変わりつつあるんです。
特に注目されているのが「スロー・ファッション」。中古のブランド品を扱う「The RealReal」や「ThredUP」などのEC企業が急成長中で、循環型経済を意識した消費が若者層に支持されています。
また、H&MやZARAといったファストファッション大手も、リサイクル素材や修理サービスを導入し始めており、業界全体が変革期を迎えています。
この流れは、衣料品だけでなく、家電や家具など他の分野にも波及しそうな勢い。消費者の価値観が変わることで、企業のビジネスモデルも変わる。そんな時代に私たちは生きているんですね!
