📅 5月20日(火)のアメリカ市場まとめ

2025年5月20日のアメリカ市場は、S&P500やNASDAQなど主要指数がやや下落。金価格の急上昇が目を引く1日となりました。

📈 主要指数の動き

  • S&P500:5,940.46(-23.14 / -0.38%)
  • NASDAQ:19,142.71(-72.74 / -0.37%)
  • NASDAQ100:21,367.37(-79.67 / -0.37%)
  • ダウ平均:42,677.24(-114.83 / -0.27%)
  • VIX(恐怖指数):18.09(-0.05 / -0.27%)
  • ドル円:144.55(+0.05 / +0.03%)

主要指数は揃って小幅安。特に目立った売り材料はないものの、利益確定売りが優勢でした。

💡 注目のニュース・イベント

この日は特段大きな経済指標の発表がなかったものの、今週発表予定のFOMC議事録やPCEデフレーターを前に、様子見ムードが強まりました。また、米国債利回りが高止まりしており、テック株には重しとなりました。

🔥 セクター別の動き

  • 上昇セクター:貴金属関連(COMEX金先物:+1.83%上昇で3,292.60)
  • 下落セクター:NASDAQ運輸(-0.75%)、NASDAQ金融(-0.32%)、テック全般がやや軟調

金価格の上昇が際立ち、安全資産への逃避が一部見られました。一方で、ハイテクや運輸、金融が軟調。

💵 注目銘柄ピックアップ

  1. NVIDIA(NVDA)
    今週の決算発表を控え、若干の調整局面に。AI関連で注目度は依然高く、短期的な値動きに注目が集まっています。利益確定売りが一服した後の反発タイミングに注目!
  2. Newmont Corporation(NEM)
    金価格上昇に連動し、金鉱株が全体的に強含み。その中でも最大手のNewmontがしっかり上昇。リスクオフ局面での資金流入が想定される注目銘柄です。
  3. American Airlines(AAL)
    NASDAQ運輸セクターの下げを主導。燃料価格や景気敏感度の高さから影響を受けやすく、金利高が重しに。旅行需要はあるものの、コスト懸念が再燃しています。

📊 投資家のムード

市場全体としては「様子見モード」。今週後半に控えるインフレ関連指標やFOMC議事録に備えて、ポジション調整が進む静かな展開でした。

🚀 今後の注目ポイント

  • 5月22日:FOMC議事録の公表(利下げ観測に変化あるか?)
  • 5月24日:PCEデフレーター(インフレ指標)の発表
  • 主力テック株の決算発表(特にNVIDIA)は市場を動かす可能性あり!

🤔 個人的な感想

派手さはなかったけど、「静けさの前の嵐」って感じでしたね。金が動き出すと、市場の警戒感もちょっと高まります…。

🧠 今日の豆知識:PBR(株価純資産倍率)とは?

PBR(Price Book-value Ratio)= 株価 ÷ 一株あたり純資産(BPS)

▶ 用語の定義

PBRは、企業の「資産価値に対して株価がどれくらい評価されているか」を示す指標です。
例えば、PBRが1倍というのは「企業が解散した時の純資産と同じ価格で株が取引されている」という意味になります。

▶ なぜ重要?

  • 1倍を下回ると割安?
    PBRが1倍を大きく下回る企業は「資産よりも安く放置されている=割安」と見られ、見直し買いが入りやすい傾向があります。
  • 業種によって基準が異なる
    銀行や保険などの金融株はPBRが1倍未満でも珍しくないですが、成長性が重視されるテック株では2倍以上が普通だったりします。

▶ 実際の活用例

  • バリュー株投資で重宝
    有名な「ウォーレン・バフェット」も、PBRの低い“資産価値に対して過小評価されている”企業を好んで選ぶスタイル。
  • 高PBR=期待先行に注意
    高すぎるPBR(例:10倍超)は、将来の利益成長がすでに株価に織り込まれていて、期待を下回ると急落するリスクも。

まとめ:
PBRは「会社の資産価値」に注目するシンプルだけど奥深い指標。PERとセットで見ることで、「利益」と「資産」の両面から株の割安度を判断できるようになります!

💬 今日話せる小ネタ:アメリカで再加熱する「金ブーム」って?

最近、アメリカの個人投資家やファンドの間で、金(Gold)への注目が再加熱しています。その背景には、インフレ懸念や地政学リスク、株価の高値警戒感があります。今回のCOMEX金先物価格が1.83%も上昇したのは、まさにその流れを反映しています。

さらに注目なのが、金ETF(GLDなど)への資金流入が加速していること。金は利息が付かないため、金利が高いと敬遠されがちですが、それでも買われているということは、「金利よりもリスク回避を優先」する心理が働いているということ。

また、最近は**金とビットコインが「デジタル金 vs 伝統的金」**として比較される場面も増えており、ポートフォリオの中でどう分散投資するかが話題になっています。大口投資家や年金ファンドが「守り」の資産として再評価している流れにも注目です。

これを話題にすれば、「金ってなんで今熱いの?」という質問にバッチリ答えられますよ!

この記事を書いた人

Tatsunori Doi

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