📅 5月15日(木)のアメリカ市場まとめ

2025年5月15日の米国市場はS&P500が上昇する一方、NASDAQは小幅に下落。主要指数の動きや注目ニュースを初心者にもわかりやすくまとめました!

📈 主要指数の動き

  • S&P500:5,916.93(+24.35 / +0.41%)
  • NASDAQ:19,112.31(-34.49 / -0.18%)
  • NASDAQ100:21,335.82(+16.61 / +0.08%)
  • NYダウ:42,322.75(+271.69 / +0.65%)
  • 米ドル/円:145.63(-1.12 / -0.76%)
  • VIX:17.83(-0.79 / -4.24%)

米国株はまちまちな展開に。S&P500とダウは堅調に上昇しましたが、NASDAQは若干の下落。金利低下や落ち着いたインフレ見通しが買い材料になった模様です。

💡 注目のニュース・イベント

この日の注目は、米4月の**生産者物価指数(PPI)**の発表。市場予想をやや上回る結果となったものの、前日のCPI(消費者物価指数)の落ち着いた内容もあり、市場は総じて安心感をもって受け止めました。また、パウエルFRB議長の発言で「利上げ再開の可能性は低い」とされたことも株価を支援しました。

🔥 セクター別の動き

  • 上昇:NASDAQ通信セクター(+2.72%)が好調。大型ハイテク株の一角に買いが集まりました。
  • 下落:NASDAQ金融(-0.07%)、運輸(-0.14%)、工業(-0.18%)などが小幅安。金利低下による収益圧迫が意識された模様です。

💵 注目銘柄ピックアップ

1. エヌビディア(NVIDIA)

AIブームの中心銘柄で、投資家の注目度は依然として高め。特に、マイクロソフトやMeta、Amazonなど大手が次世代AIインフラ構築に向けてGPU調達を加速しているとの報道が追い風に。さらに、今月下旬の決算を控えて「また強い数字を出してくるのでは」との期待が高まり、買いが先行。

注目ポイント:市場シェア80%以上のAI半導体で、競合不在の強みをキープ中。

2. アマゾン(Amazon)

クラウド部門AWSの成長再加速が話題に。特に生成AI関連での法人需要が活発で、AIモデル学習用のクラウド基盤としての地位が再評価されています。また、物流の自動化やコスト削減も利益率改善に貢献しており、「収益モデルの転換期」にあると見る投資家が増えています。

注目ポイント:eコマース以外の成長エンジンが株価を支える構図。

3. ウォルマート(Walmart)

翌日に決算を控え、期待先行の買いが入りました。特に注目されているのが食品部門の強さと、インフレ下でも堅調なディスカウント販売。一方、サプライチェーン改善や店舗のデジタル化が収益性を押し上げているとの観測も。

注目ポイント:景気減速時の「守りの銘柄」としての存在感が再浮上。

📊 投資家のムード

市場全体としてはやや強気寄りの様子見ムード。インフレ懸念は後退しつつあるものの、利下げ時期への不透明感が続いており、大型テック株などに資金が集中する一方で、一部のセクターでは利益確定売りも見られました。

🚀 今後の注目ポイント

  • 5月16日発表の新規失業保険申請件数
  • 小売企業の決算(ウォルマート、ターゲットなど)
  • 米中関係の動向と貿易関連発言
  • FRB高官の講演内容(利下げ観測に影響)

🤔 個人的な感想

「意外と堅調!」な一日でしたね。PPI発表を警戒していた割には、予想より市場が冷静で安心しました。

🧠 今日の豆知識:バリュー株とグロース株の違いって?

定義:

  • バリュー株=割安に放置されている株。例:銀行、エネルギー、素材など。
  • グロース株=将来の成長が期待されている株。例:テック、医療、AI関連など。

なぜ重要?
相場の地合いや金利環境によって、どちらが買われるかは変化します。

  • 金利が高いとバリュー株優位(安定的利益)
  • 金利が低いとグロース株優位(将来利益が評価されやすい)

実際の使い方
「今はバリューが強い相場だ」「グロースが主導している」などといった表現で、投資戦略や銘柄選定の方向性を見極めるヒントになります。

💬 今日話せる小ネタ:なぜ最近アメリカ企業は日本に注目しているの?

最近、アメリカの大企業が日本市場に再注目しています。たとえばウォーレン・バフェットが日本の商社株に追加投資をしたことや、アップルが東京に新研究拠点を設けるなど、行動が目立ちます。

背景には以下の要因が挙げられます:

  • 円安進行で日本の企業や不動産が“バーゲン価格”に見える
  • 日本企業の株主還元意識の変化(配当増や自社株買いの活発化)
  • 地政学的リスクの中で、中国依存の見直し先としての日本
  • 安定したインフラ・法制度と、熟練した労働力

こうした流れから、外国人投資家の日本株買いが進み、日経平均もバブル後最高値圏にあります。アメリカ企業が「製造拠点」「研究拠点」「資本投資先」として日本を見直している現象は、グローバルな戦略転換のサインとも言えます。

この記事を書いた人

Tatsunori Doi

個別相談はこちらから

資産運用や保険について、正しい知識を得ることは未来への大きな投資です。
D’s Money Knowledgeでは、充実したコンテンツを楽しみながら学ぶことができ、さらに個別相談であなたの悩みに専門家が直接お答えします。

あなたの未来に安心と選択肢を。今すぐ始めましょう!