📅 5月14日(水曜日)のアメリカ市場まとめ

2025年5月14日の米国株市場は、S&P500がわずかに上昇する一方で、NASDAQがしっかりとした伸びを見せる展開に。指数やセクター、話題の銘柄をカジュアルにまとめました

📈 主要指数の動き

  • S&P500:5,892.58(+6.03 / +0.10%)
  • NASDAQ:19,146.80(+136.72 / +0.72%)
  • NASDAQ100:21,319.20(+121.50 / +0.57%)
  • NYダウ:42,051.06(-89.37 / -0.21%)
  • VIX:18.62(+0.40 / +2.19%)
  • ドル円:146.82(-0.65 / -0.44%)

ハイテク株中心のNASDAQが強く、S&P500もつられて上昇。逆にダウは少し調整しました。VIXはやや上昇しており、投資家の警戒感が少し見え隠れ。

💡 注目のニュース・イベント

この日の市場では、金先物価格の急落が話題に。COMEXの金先物は3,182.00ドル(-65.80 / -2.03%)と大きく下落しました。これは利回り上昇に加えて、インフレ鈍化観測が広がったことによる影響と見られています。

また、米長期金利の上昇(30年債:4.9645%、10年債:4.5244%)も相まって、金市場から資金が一部流出した可能性があります。

🔥 セクター別の動き

上昇セクター:

  • NASDAQ工業:11,854.21(+36.17 / +0.31%)
  • NASDAQ100:+0.57%

下落セクター:

  • NASDAQ金融:13,030.61(-73.62 / -0.56%)
  • NASDAQ運輸:6,284.98(-20.79 / -0.33%)
  • NASDAQ通信:478.98(-2.46 / -0.51%)

特に金融セクターが軟調だったのは金利上昇の影響を受けやすいためです。一方で、工業やハイテク系は堅調に推移しました。

💵 注目銘柄ピックアップ

1. エヌビディア(NVDA)
生成AIブームの中心銘柄として引き続き注目されています。投資家の期待が高く、決算を控えての思惑買いも入りやすいタイミングです。

2. ゴールドマン・サックス(GS)
金融セクター全体がやや軟調だったこともあり、同社も売りに押されました。金利上昇が逆風となった格好です。

3. アマゾン(AMZN)
eコマースやクラウド需要に支えられ、NASDAQの上昇をけん引。堅調な値動きが続いており、テック株全体に安心感を与えました。

📊 投資家のムード

全体としてはやや強気な雰囲気。ただし、VIXが+2.19%と上昇していることから、金利や経済指標に対する警戒感は継続中です。

🚀 今後の注目ポイント

5月15日には**米CPI(消費者物価指数)**の発表が控えており、市場はこのインフレ指標にかなり注目しています。
インフレの減速が確認されれば、利下げ期待が高まり、株価をさらに押し上げる可能性も。

🤔 個人的な感想

NASDAQの勢いはさすが!ただ、金先物の急落はちょっと意外でした。金融セクターの弱さも今後の地合いを占う上でのチェックポイントになりそうです。

🧠 今日の豆知識:PER(株価収益率)とは?

PER(Price Earnings Ratio)**とは、株価がその企業の利益(1株当たり)に対してどれだけ割高・割安かを見る指標です。

  • なぜ重要?
     PERは「その株が高すぎるのか?安いのか?」の判断材料になります。一般的に、PERが高いと割高、低いと割安とされますが、成長企業はPERが高くても買われやすいこともあります。
  • 活用例
     例えば同業種の企業とPERを比較して、「他より割安なら買い時かも?」と判断する材料になります。投資判断に使える基本中の基本!

💬 今日話せる小ネタ:ビッグマック指数って知ってる?

「ビッグマック指数」は、各国の通貨の購買力を比較するユニークな経済指標。イギリスの経済誌『エコノミスト』が1986年から発表しています。内容はシンプルで、各国で販売されているマクドナルドのビッグマックの価格を比較し、為替レートが実勢と比べて「割高か、割安か」を見るというもの。

例えば、日本でのビッグマックが450円、アメリカで5ドル(約735円)だとすると、「日本の円は割安」という判断になります。なぜなら、同じ商品がアメリカよりも安く買えるからです。

この指数の面白いところは、難しい経済理論を使わずに、実際の生活に密着した「モノの値段」から経済を見ようとする点。学者も投資家もネタにする一方で、為替のリアルなイメージを掴む入門としても活用できます。

旅行のときや海外ビジネスの話題にも使える、ちょっと面白くて役立つ知識です!

この記事を書いた人

Tatsunori Doi

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