Tatsunori Doi
価格高騰が続く中、注目を集めているのが「外国米」。特に業務スーパーなどで手軽に購入できる外国米は、家庭の食費節約にもひと役買っている。この記事では、外国米の基礎知識から、実際にどこで買えるのか、どんな料理に合うのかまでを丁寧に解説する。
話題の要点まとめ
- 外国米は主にアメリカ、タイ、中国、ベトナムなどから輸入されている。
- 日本ではミニマム・アクセス（MA米）制度により安定的に輸入。
- 業務スーパーなどで5kg1,300円前後から購入でき、コスパが高いと話題。
- チャーハンやカレー、エスニック料理との相性が特に良い。
- 安全性や品質面では近年大きく改善されており、一般家庭への普及も進む。
関連ニュースの動向・背景
1995年以降、WTO加盟に伴って義務付けられたMA米の導入により、外国米の輸入が本格化した。当初は一時的措置とされていたが、現在も年間77万トン以上が輸入されており、その多くが業務用や加工用に利用されている。
近年では、国産米の減反政策や物価上昇の影響で外国米の需要が高まり、業務スーパーやネット通販などでの取り扱いも拡大している。一般消費者にとっても、安くて手軽に入手できる選択肢としての存在感を増している。
専門家のコメント・データ
農林水産省の統計によると、2023年度の外国米輸入量の約55％が業務用として利用され、特に冷凍食品や外食チェーンでの使用が顕著とされる。食品評論家の高橋靖氏は、「外国米は適切に加工・調理すれば、コストを抑えながら十分に美味しく食べられる。特に、吸水が少ない品種は炒めご飯やピラフに向いている」と指摘する。
また、輸入米はすべて厚生労働省の厳格な検疫・残留農薬検査を経ており、「国産と同水準の安全性が担保されている」との見解もある。
業務スーパーで人気の外国米
- アメリカ産カルローズ（California Calrose）
程よい粘りと香りがあり、日本米に近い食感。5kgで約1,300円〜1,500円程度。カレーやどんぶり、リゾットにも合う。 - タイ産ジャスミンライス
細長い粒で芳香が特徴。チャーハンやタイ料理（ガパオ、カオマンガイなど）に最適。2kgパックもあり、少量試しやすい。 - ベトナム産ブレンド米
安価ながらクセが少なく、業務用として人気。弁当や冷凍食品によく使われる。 - 中国産中粒米
比較的もっちりしており、和食にも使いやすい。価格重視の方向け。
業務スーパーでは、これらが定期的に入荷されており、「業スー米」として口コミでも話題となっている。炊飯器での水加減や洗米回数を少し調整すれば、美味しく炊き上がるという声も多い。
こんな料理にオススメ！
- カレーライス（アメリカ産カルローズ）
固めに炊けるため、ルーとの相性抜群。べちゃっとならないのが魅力。 - エスニックチャーハン（ジャスミンライス）
香り高くパラパラに仕上がるため、ナンプラーやパクチーとの相性も◎。 - ガパオライスやカオマンガイ（タイ米）
現地感が出て、簡単に本格的な一皿に。 - ピラフ・リゾット（カルローズ）
中華鍋やフライパンで炒めるとパラッと仕上がりやすい。
過去の類似事例と比較
1993年のタイ米導入時は「日本の料理に合わない」との声が多かったが、現在は調理方法や品種の選択によって使い分けが可能になっている。特に、最近の家庭用炊飯器の性能向上や、料理レシピの多様化によって、外国米の活用の幅が大きく広がっている。
加えて、輸入米の多くが消費者ニーズに合わせて選別・加工されている点も見逃せない。ブレンド比率の工夫や、日本向けのパッケージ・調理説明書が同封されることもあり、初めてでも扱いやすくなっている。
まとめ・筆者の一言
外国米って、昔は「味がイマイチ」と思われがちだったけど、今のは本当に使いやすくてびっくりしますよね。業務スーパーのカルローズ米なんか、カレーやリゾットにすると国産とほとんど変わらないし、むしろこっちの方が合う料理もあるかも？値段も手頃だし、ちょっと冒険してみるのもアリだと思います！
このニュース、これと関係あるかも？
【業界】食品小売・外食産業
【注目株・企業名】神戸物産（業務スーパー）、ライフコーポレーション、ドン・キホーテ（パン・パシフィック・インターナショナル）
最近はどこもプライベートブランドで外国米をうまく活用してますよね！特に業スーは、米だけじゃなく加工食品も全部セットで揃うから便利！
誰かに話すならこんな風に話して
「最近の外国米、けっこう良いよ！業務スーパーのカルローズってやつ、リゾットとか炒めご飯にすごい合うし、国産より安いのに意外と美味しい！」
引用元：農林水産省、厚生労働省、日経新聞、食品経済評論家・高橋靖氏、業務スーパー店頭情報
