米国株はS&P500・NASDAQともに上昇!金利上昇もハイテク株に追い風?ドル円は145円台へ
主要指数の動き
2025年5月1日の米国株市場は、全体的に上昇トレンドで引けました!
- S&P500:5,604.14(+35.08、+0.62%)
- NASDAQ:17,710.73(+264.39、+1.52%)
- NASDAQ100:19,786.70(+215.69、+1.10%)
- ダウ平均:40,752.96(+83.60、+0.21%)
- VIX(恐怖指数):24.60(-0.10、-0.40%)
- ドル円:145.50(+2.43、+1.70%)
金利はやや上昇傾向で、
- 米国債2年:3.7171(+0.0960)
- 米国債5年:3.8247(+0.0730)
- 米国債10年:4.2388(+0.0640)
- 米国債30年:4.7428(+0.0630)
注目のニュース・イベント
今週はFOMCウィークということもあり、FRBの利上げ打ち止め観測が高まる中、金利の上昇にもかかわらず株式市場は堅調に推移しました。また、企業決算の好調が相場を押し上げ、特にハイテク・成長株に買いが入りました。
セクター別の動き
注目すべきはセクター間の明暗!
- 上昇セクター
- NASDAQ工業:10,972.16(+81.79、+0.75%)
- NASDAQ100・NASDAQともにテック主導で上昇
- 下落セクター
- NASDAQ運輸:5,628.45(-53.15、-0.94%)
- NASDAQ金融:12,223.58(-2.92、-0.02%)
- NASDAQ通信:471.75(-0.38、-0.08%)
運輸と通信が若干売られたものの、全体では強いセクターの方が多めでした!
注目銘柄ピックアップ(拡張版)
今夜の主役はやっぱりハイテク株!NASDAQが+1.52%と大きく上昇した背景には、以下のような銘柄たちが光っていました。
- エヌビディア(NVDA)
決算を控えたNVIDIAは引き続き買いが継続。生成AI需要への期待が根強く、年初来でもすでに大幅高。市場全体のムードを押し上げる存在になっています。 - テスラ(TSLA)
一時の下げが一服し、買い戻しが入り始めた模様。特に中国市場でのEV価格競争が落ち着きを見せたとの報道で、センチメント改善。 - アップル(AAPL)
決算発表(5/2予定)を控え、やや慎重な動きながらも指数押し上げに貢献。サービス部門の成長に注目が集まっています。 - アマゾン(AMZN)
市場引け後に決算を控え、思惑買いが先行。クラウド部門(AWS)の回復が期待されており、ポジティブサプライズへの期待感も。
一方で、やや軟調だったのは金融・運輸株。たとえば:
フェデックス(FDX)などの運輸系は、経済減速懸念や原油価格の不安定さが重石となり軟調。
バンク・オブ・アメリカ(BAC)やJPモルガン(JPM)などの大手金融株は、長期金利の上昇による収益増への期待があるものの、利ざやの鈍化懸念もあり売買が交錯。
投資家のムード
センチメントはやや強気!
VIXが下落し、金利が上がる中でも買い優勢というのは、「金利ピークアウト期待」と「好決算」が重なって投資家がリスクを取りに来ている証拠です。
今後の注目ポイント
- FOMCの政策発表(現地時間5/1午後)
- 雇用統計(5/3発表)
- 企業決算シーズン継続中(Apple, Amazonなど)
これらが今後の相場の方向性を大きく左右しそうです!
個人的な感想
テック強すぎ!利回り上昇にも関わらずNASDAQがここまで強いとは意外でした。やっぱり決算は正義ですね!
今日の豆知識:VIX(恐怖指数)とは?
定義:
VIXは、S&P500のオプション価格をもとに算出される「将来の市場変動性」の予測値です。一般的に「恐怖指数」とも呼ばれます。
なぜ重要?
VIXが高い=不安定な相場(暴落リスク大)
VIXが低い=安定した相場(強気相場)
という風に、投資家心理を反映する指標として非常に注目されています。
実際の活用例:
- VIXが急上昇 → ディフェンシブ株や金へ資金シフト
- VIXが低下 → 株式市場に資金が戻りやすくなる
本日(5/1)のVIXは**24.60(-0.10、-0.40%)**と、やや落ち着いた水準でした。
今日話せる小ネタ:ドル円145円突破の背景とは?
2025年5月1日、ドル円相場は145.50円(+2.43円、+1.70%)と大幅上昇!これにはいくつかの要因が絡んでいます。
まずは日米金利差の拡大。アメリカではFOMCを控えつつも「利下げはまだ先」との見方が強く、長期金利は10年債で4.23%台に上昇。一方で、日本は依然としてゼロ金利政策が続き、金利差拡大が円売り・ドル買いを誘発しています。
加えて、地政学リスクの後退や日本の連休期間中(ゴールデンウィーク)での流動性低下も円安に拍車をかけた可能性がありそうです。
この水準になると日銀の為替介入が意識されるラインにも近づいてきており、マーケット関係者の間でも「そろそろ一波乱あるかも?」という声もちらほら。ドル円は今後も要注目です!