📅 4月7日(月)のアメリカ市場まとめ

4月7日の米国株市場は、S&P500やダウ平均が下落し不安定な展開となりました。VIX上昇で市場の緊張感も高まっています。

週末のアメリカ市場は、やや波乱含みの展開に。主要指数ではダウとS&P500が下落する一方、NASDAQは小幅に上昇と、テック中心に強弱まちまちな動きとなりました。


📈 主要指数の動き

  • NASDAQ100:17,430.68(+32.98 / +0.19%)
  • NASDAQ総合:15,603.26(+15.47 / +0.10%)
  • S&P500:5,062.25(-11.83 / -0.23%)
  • ダウ平均:37,965.60(-349.26 / -0.91%)
  • ドル円:147.92(+0.08 / +0.05%)
  • VIX(恐怖指数):46.98(+1.67 / +3.68%)

S&P500とダウ平均は揃って下落し、特にダウは約0.9%の大幅安。一方でNASDAQはテック株の支えで小幅プラスを確保。VIXの上昇は市場の警戒感が強まっていることを示しています。


💡 注目のニュース・イベント

この日の主な材料は以下のとおり:

  • 利回り上昇:米国債利回りが全体的に上昇(10年債:4.1340%、30年債:4.5745%)し、株式市場の重しに。特にグロース株には逆風。
  • 経済指標の警戒感:今週発表予定のCPI(消費者物価指数)を控え、インフレ再燃への懸念が高まっています。

🔥 セクター別の動き

  • 下落が目立ったセクター
    • NASDAQ金融:10,938.32(-117.55 / -1.06%)
    • NASDAQ運輸:5,475.13(-35.02 / -0.64%)
    • NASDAQ工業:9,858.84(-30.11 / -0.30%)

金融セクターは金利上昇を背景に売られました。また運輸・工業など景気敏感株も軟調でした。


💵 注目銘柄ピックアップ

個別銘柄の詳細データはありませんが、テック主導のNASDAQが底堅かったことから、半導体やAI関連株が買われた可能性あり。一方で金融株は利回り上昇で全面安の様相でした。


📊 投資家のムード

  • センチメント:やや弱気
    VIXの上昇と債券利回りの上昇が相まって、市場全体はややリスク回避の動き。特に今週のCPI発表を前に様子見ムードも強まっています。

🚀 今後の注目ポイント

  • 4月10日(水)発表予定の米CPI(消費者物価指数)
  • FRBメンバーの発言
  • 企業決算の本格化前のポジション調整

CPIの結果次第で、利下げ観測が再燃するかどうか、市場の方向性が大きく変わる可能性もあります。


🤔 個人的な感想

ダウの下げ幅にはちょっとびっくり!でもNASDAQはよく粘りましたね。やっぱりテックの強さは侮れない!


🧠 今日の豆知識:「PER(株価収益率)」ってなに?

◆ 用語の定義:
PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、日本語では株価収益率と訳されます。計算式は以下の通り:

PER = 株価 ÷ 1株あたりの利益(EPS)

この数値は、「今の株価が、その会社の利益の何倍で評価されているか?」を示す指標です。


◆ なぜ重要?
PERを見ることで、「その株が割高なのか割安なのか」をざっくり判断することができます。
たとえばPERが10倍なら「今の利益水準が続けば10年で元が取れる」というイメージ。

  • PERが高い(例:30倍以上)
     → 投資家が将来の成長に大きな期待を寄せている。ただし“過熱”の可能性も。
  • PERが低い(例:10倍未満)
     → 現在の株価が利益に対して割安と見なされることも。もしくは、将来の成長が期待されていない。

◆ 実際の活用例
たとえば、テック株は将来の成長を見越してPERが高め(20〜40倍以上)になりがち。一方で、成熟した企業(例:電力・金融など)はPERが低め(10倍前後)にとどまる傾向があります。

また、同業他社と比較することで「業界内での割高・割安」もチェック可能。
例えば半導体企業A社のPERが25倍、B社が15倍なら、B社の方が相対的に割安…かも?(もちろん成長性や財務状況も加味が必要ですが!)


PERは投資判断の入口として非常に役立つ指標です。単体ではなく、PBRやROEなどと組み合わせて総合的に見るのがコツですよ!

💬 今日話せる小ネタ:「アメリカの“春のインフレ”は恒例行事?」

春先になるとアメリカではよく「インフレ再燃懸念」が話題に上ります。その理由の一つが「ガソリン価格」と「旅行シーズン」。気温が上がり、人の移動が活発になるとガソリン価格も上昇しやすくなります。特に2024年は原油価格もじわじわ上昇しており、エネルギー価格の上昇がCPIに反映されやすい状況。

さらに、春は小売業やサービス業も繁忙期になることが多く、人件費や輸送コストの増加も重なり、インフレ圧力が高まりやすい時期なんです。

これに加えて、住宅関連費用(家賃や物件価格)もじわじわと上がっていることから、FRB(米連邦準備制度理事会)は春以降も「利下げに慎重」な姿勢を続ける可能性があります。

つまり、春のアメリカ経済=インフレ要注意シーズンというのは、投資家にとって毎年の“恒例イベント”のようなもの。だからこそ、CPIの発表は毎回注目されてるんですね!

この記事を書いた人

Tatsunori Doi

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