厚生労働省は上限額引き上げについて、
2025年8月から27年8月にかけて
3段階で実施する検討に入りました。
見直しの1段階目として、25年8月から
所得に応じて2.7~15%引き上げる
方向で調整中。また所得区分も現在の
5段階から13段階に細分化され、
実質かかる治療費は全体的に上がる
見込みです。
削減できない医療費
財政歳出で一番占めている社会保障費
その額はおよそ38兆円(令和6年)
防衛費が約8兆円で、その5倍ほどに。
そもそも医療費は政府が節約しようと
しても中々できないのが現状です。
ちなみに年金の支出を減らすために
若干ですが年金受給者の方々にも
我慢していただいています。
見直しは妥当か
遅かれ早かれ公的保障の見直しはあると
言われてきましたので見直し自体は
妥当だと思います。
今回は高額療養費の見直しですが、
それがどれほどの効果があるのかは
気になります。
![](https://dmkjapan.com/wp-content/uploads/2024/12/25972157-935x1024.jpg)
社会保障は今後どうなる
公的保障の見直しは今後も必ずあると
思います。その理由としては少子高齢化
です。2025年がピークとも言われて
おりますが出生率が改善されないと
逆ピラミッドのままです。
そうなると、現役世代の負担を大きく
するか社会保障の質を落とすかしか方法
がないと思います。
医療においてはこれから先、
お金を持っている人が良い治療を
受けられるという時代も来るかも
しれません。
高額療養費制度があるから医療保険や
がん保険はいらないと考えている方は
これから先の事も考えて、
いるかいらないかを判断した方が
いいかもしれませんね。